綾野剛の傑作ラブストーリードラマのDVDといえば「空飛ぶ広報室」しかありません、ありえません。
それまで強面、ワイルド、悪役しかしてこなかった綾野剛がまさかの純愛ラブストリーが出来るとは思いもよらずに大変驚きましたした。
まあ、相手役がスーパーヒロイン、ガッキーこと新垣結衣だったから成立したラブストーリーであり、綾野が凄いというよりも強面の綾野相手にラブストーリーを成立させてしまう新垣結衣が凄いというかバケモノであると思いました。
「空飛ぶ広報室」は自衛隊のイメージアップ、流石ドラマのTBSという感じでTBSのイメージアップも成し遂げており、視聴率的には12,55%と2013年春ドラマとしては春クール5位という成績だったのですが、DVD売り上げ春ドラマダントツのNo1であり、作品評価も春ドラマNo1の作品でした。
福山のガリレオ2、篠原涼子のドラマ、嵐櫻井翔の「家族ゲーム」よりもDVD売り上げは圧倒的に上でありドラマとは視聴率だけでは語れるものではないということを証明した様ないい出来のドラマでした。
出てくる出演者に悪い人がいないという珍しいドラマでガッキーの同僚の男性社員とのカラミも絶妙でしたし、変に異性の同僚との恋愛感情を絡めないことも大変良かったです。
ガッキーの上司である生瀬との関係、カラミもまた絶妙でありました。
綾野サイド自衛隊広報部のメンツもまた柴田恭平を始めとして男勝りの水野美紀、ムロツヨシなどの芸達者なメンバーが揃っていたのも大変楽しめましたし、久しぶりに柴田恭平の軽い役を観れたのも大変感動しました。
軽い柴田恭平と仏頂面のガッキーというカラミも大変貴重であり凄いモノを観たという感じでした。
お仕事モノラブストーリーとしては近年稀にみる傑作であり、是非皆さんも一度観てもらいたいと思う一作であります。
このドラマで”流石ドラマのTBS”と視聴者を驚嘆せしめ、直後の「半沢直樹」の大ヒットへと繋がってゆきました。