CITY OF ANGELS

 1998年に公開されたニコラス・ケイジ主演の映画です。
死に瀕すると見える人々に死を告げる天使。彼らは死におびえる人の心を落ち着かせ、死後にあの世へと案内する役割を担っています。
そんな天使の一柱であるニコラス・ケイジ演じるセスは、メグ・ライアン演じる外科医マギー・ライスの懸命に人を救おうとする姿に惹かれ、患者を死なせたことへの自責の念に苦しむ彼女の前に天使の掟を破って姿を現してしまいます。
その後も逢瀬を繰り返した二人は徐々に惹かれ合い、しかしセスは天使で人であるマギーとは同じ時間を生きられません。
セスは大きな決断を迫られる…という内容なのですが、とにかくヒロインのマギー・ライスが可愛い!セスが彼女のために様々なものを投げ捨ててしまうのも納得です。
また、洋画にはよく言えることですが、この映画は特に劇中の音楽のセンスが最高です!
Goo Goo DollsのIrisが流れてくるところなんてもう言葉にならないです。
全体的な特徴としては、矛盾なく話が114分の中でまとまっており、また特別派手なところはないものの退屈することのないテンポで話が進んでいきました。
終盤の展開については賛否両論あると思いますが、筆者としてはこの映画の描きたかったことが一貫していると感じられ、とてもいいモノでした。
たまには落ち着いた充足感を得られる映画を、自分や自分の大切な人について考える映画を見るのはいかがでしょう?