何度でも観たくなる映画「パンとスープとネコ日和」

ある日、TSUTAYAのレンタルDVDコーナーを行って何気なく見ていると、私の好きな女優である小林聡美さん表紙のDVDを見つけました。題名は「パンとスープとネコ日和」何とも美味しそうで楽しそうな映画だなと思い、手に取りました。

同じく小林聡美さんが出ている「かごめ食堂」という映画が大好きで、「パンとスープとネコ日和」にも同じ香りを感じました。直感というものでしょうか?予想は当たり私はこの映画が大好きになるのですが、その時はそんなことになるとは知る由も無く。

この映画も、「かもめ食堂」と同じく何気ない日常です。お母さんが亡くなり、悲しい出来事なのですが、小林聡美さん演じるアキコは、淡々とそれを受け止めて編集の仕事をきっぱりと辞めてお母さんの食堂を引き継ぎます。

古かったお母さんの食堂を改装して、パンとスープがメインのお店を開店させます。

お店の内装もシンプルなのに、暖かい雰囲気の木のぬくもりがあり素敵です。アキコが着ている服やエプロンも北欧を感じさせるテキスタイルで可愛いです。

丁寧にパンを焼き具材にもこだわり、スープを温めてランチを作ります。その料理する姿は本当に美しいなと思いました。人の何気ない日々の仕事を丁寧に大切に行うと、その姿はとても尊いものだと感じることができる映画です。

急展開はしないし、大きな事件がおこる映画ではないけれど、主人公アキコのそばにはいつもネコがそばにいて一緒に日常を送っている、ネコはマイペースに暮らしているだけなのに、その存在感がすごいです。ネコはアキコに支えられて、そしてアキコもまたネコに支えらえています。

この映画は、私にとって料理の大切さ、人と人との繋がり、ネコと人との繋がり、何気ない日常の素晴らしさを教えてくれるものです。心が疲れたときや、ほっこりしたいとき、癒されたいときに見たい映画です。何度観ても、新しい発見がある映画だと思います。